楕円・真円チェーンリングとMPIの変化

こんにちは。LEOMOの才田です。

今回は真円チェーンリングから楕円チェーンリングに変更した際にMPIにどのような変化が起きるか、また楕円ギアに慣れていくにつれてMPIがどのように変化していくかを紹介したいと思います。


楕円チェーンリングに興味のある方は多いと思います。

実際に試したことのある人の中にも変更直後は違和感があった人、この違和感に馴染めずに真円に戻した人も多いのではないでしょうか?反対にもう楕円チェーンリングでないと嫌だ!という人もいるでしょう。


このようなペダリングの感覚を反映するMPIの一つがDSSです。2017年8月21日に真円から楕円ギアのO’symetricに変えた選手を例にDSSにどのような変化が生じたかをPSIと合わせて見て行きます。


まず長期的にどのようにDSSが変化したかを見てみましょう。

図1:Power別のDSSの大きさの時系列変化


真円から楕円に変えた後にDSSが増加傾向しています(図1)。また楕円を使い続けていくに連れてDSSが小さくなっていくこともわかります。


次にもう少し条件を絞って、平坦・登りを含んだほぼ同じコース(約170 km)での練習におけるDSS・PSIを確認してみましょう。

図2:ロングライドのDSSとAnt+データ


真円から楕円に変更した直後(8/23)ではDSSが大きくなり、その後9/6、10/11とDSSが減少していくことがわかります(図1)。

図3:ロングライドでのケイデンス別(81-100 rpm / 61 - 80 rpm)のPSI



同じロングライドに関して、ケイデンス別にPSIを見ていきます(図2)。

81 - 100 rpmではDSSの発生位置が真円では左が11 - 1時半及び6時に少し。右が10 - 12時及び4時半 - 6時に発生します。楕円ギアのDSSは左では大きく変わっていませんが、右ではより下死点付近(6時付近)に偏っています。

61 - 80 rpmを見ると、低いケイデンス(61 - 70 rpm)では真円時に左右共に6 - 8時に発生していたDSSが8/23では10 - 12時あたりに発生しています。また楕円に順応していくに従って、特に右DSSが減少していくことがわかります。


最後に5分のVO2Max走を例に見てみます。


図4:5分VO2Max走のDSSとAnt+データ


図5:5分VO2Max走のPSIとPCD


5分走でも真円(5/24)に比べて楕円(9/7)ではDSSが大きくなっています(図3)。また楕円の方がDSSの発生する位置の範囲が大きく、発生頻度も大きくなっています(図4)。


上記の通り、真円ギアと楕円ギアではDSSの発生箇所や頻度、大きさが異なります。また楕円ギアに身体が順応するに従ってDSSの特徴も変化してくると言えます。楕円ギアの使用を考えている方、以前チャレンジしたがやめてしまった方、今回のデータを参考に長い目で見て試してみてはいかがでしょうか?


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