Time Trial考察④ Head Angle

こんにちは。LEOMOの才田です。

タイムトライアル編第4回は頭の角度についての検証です。進行方向からの風を正面から受けるタイムトライアルは頭の角度がタイムに大きく影響します。TYPE-Rのモーションセンサーのちょっと変わった使い方として「Head Angle」を紹介します。


TYPE-Rのモーションセンサーは仙骨や胸郭にアサインすることで角度の情報を得ることができます。このセンサーをヘルメットに取り付けることで頭の角度を測ることが可能です(図1)。


図1:ヘルメットへのセンサーの取り付け位置


実走をする前に、ヘルメットの角度がどのくらいの時にセンサーの数値がいくつになるのかを確認しておくと後からデータを見返したときに状況がわかりやすいでしょう。

静止状態でHead Angleを確認してみると頭の角度が大きく違うのがわかります(図2)。


図2:静止状態で横から撮ったHead Angleの違い(左:Good、右:Bad)


この静止状態でのHead AngleとTorso Angleを見ていきます(図3)。良い時と悪い時でTorso Angleはともに約10度。一方でHead Angleは良い時の約40度に対して悪い時は約65度であることがわかります。


図3:静止状態(図2)でのHead Angle(緑:Head Angle、青:Torso Angle)


レースの直線平坦区間でのHead AngleとTorso Angleを見てみると、Torso Angleは10度前後、Head Angleは35度から55度くらいの角度になっています。全体的にHead Angleは40度を超えている時間が長く、高負荷時で理想としたポジションをキープすることが難しいことがわかります。頭を起こさずより安定するように、ポジションや身体の使い方を見直しても良いかもしれません。


図4:レース時のHead AngleとTorso Angle(緑:Head Angle、青:Torso Angle)


第3回(リンク)で紹介したTorso Angleを小さくするアプローチにプラスしてHead Angleを組み合わせることでより良いフォームを作り出すことができます。Head Angleを小さくキープできていてもTorso Angleが大きくなり上体が起きてしまうことで風を受けてしまう、またはTorso Angleは小さくキープできているにもかかわらずHead Angleが大きくなり頭が風を受けてしまっている、などより詳細な状況を確認することができます。タイムトライアルレースを通してどのくらい自分が理想のフォームで走れているかを知る良いデータが得られるはずです。

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