Time Trial考察② ポシションとPelvis / Torsoの動きの違い

こんにちは。LEOMOの才田です。

今回は前回(Link)に引き続きタイムトライアルに向けた取り組みの中から、ポジションと骨盤及び上半身の動きの違いを見ていきたいと思います。


TTバイクは空気抵抗を意識したポジションでの走行になるため前傾姿勢が深くなり、一般的にはパワーを出しにくいとされています。私がもっともパワーを出しやすいと感じるノーマルバイクでのブラケットポジション、前傾が深くなり少しパワーを出しにくくなる下ハンのポジション、もっともきつく感じるTTバイクでのDHポジションでのMPIの違いについて見ていきたいと思います。


図1:ロードバイクとTTバイクでの骨盤Pelvisと胸郭TorsoのMPI


図1を見てみましょう。

Pelvic AngleとTorso Angleに注目するとブラケットポジション、下ハン、TTバイクと順に小さくなり前傾姿勢が深くなっていることがわかります。


ここで注目したいのがPelvic Rotationです。TTバイクのポジション変更前では8.9度で、ロードバイクに比べて極端に大きくなっていることがわかります。サドルを2mm後方に退いて、2mm下げたポジション変更後ではPelvic Rotationが5.7度になりロードバイクの数値に近づきました。またこの時Pelvic AngleやTorso Angleに大きな変化はありません。前傾姿勢を深く保ったまま骨盤の動きをロードバイクに近づけてパワーを出しやすくしたポジションが作れたと考えられます。


またTorso RotationがTTバイクのポジション変更後に6.9度まで減少して上体のブレが抑えられて安定したと考えられます。風を切るように上半身が動くことは空気抵抗を考慮しても良くないと推測できそうですし、ここが安定したことはプラスにとらえることができると思います。


普段ロードバイクを中心に練習している選手にとってはTTバイクでパワーを出すためにいかにロードバイクに似た動きをTTバイクで再現できるかが一つの鍵になりそうです。今回は骨盤の動きをメインに注目しましたが、人によっては他のMPIに変化が現れるかもしれません。タイムトライアルでのパフォーマンス改善のヒントにしてみてください。


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