アダムハンセン TYPE-Rを使用したシート調整方法


みなさん、こんにちは。アダム・ハンセンです。今回はサドルに関するトピックを投稿したいと思います。


皆さん、サドル高を測るのはとても簡単ですよね。私も簡単だと思っています。しかしサドル高の測り方にはいくつか方法が存在します。ボトムボラケットからサドルのトップまでの長さを測るのですが、でもちょっと待ってください。トップって正確にはどこを指していると思いますか。ある人はサドルの長さを測り2で割った真ん中の位置をトップと位置づけたり、他の人はサドルの最も幅のある場所を計測したり。最も一般的なのはシートチューブに沿ってボトムブラケットからシートまでの長さを測るという方法でしょうか。これらの方法はそれぞれ計測結果が違います。例えば同じサドルのままフレームを変えたとします。この場合、上記の2つの方法で計測できますよね。でももし同じサドルがなくて他のサドルを使わなければならなくなってしまった場合はどうしますか?同じ条件を当てはめて調整するのは難しいですよね。こんな時に非常に役に立つのがTYPE-Rです。主にサドルを変えたり複数のバイクに違ったサドルを取り付けて同じ高さに揃えたい時の指標となります。


現在、自分のレース用のバイクにセライタリアのSP-01を使ってますが、家にあるトレーニング用のバイクでも同じサドルを使っています。どちらのバイクでも自分のTYPE-RのLeg Angular Range (LAR)は同じで49-51度。サドルの先端にポジションを取るレースモードの時は大体49度だし、サドルの後方でよりアップライトなポジションの時は51度になります。このような感じでTYPE-Rの数値をサドル高の調整の際の指標として使っており、今のところとても調子がいいです。実際に仮にレース会場で新しいバイクに飛び乗ったとしても、テープや工具を使わずに自分自身でTYPE-Rのデータだけをみて自分のバイクのセッティングする自信があります。やり方はとても簡単で、数分間バイクにまたがりながらTYPE-Rのデータを見て、今までの数値と違いがあるか確認するだけです。チームメカニックが別のサドルを同じ測定方法で同じように取り付けたとしても、経験上どうしても違和感が残ることがあるのですが、それもTYPE-Rをサドル高の調整に使う理由です。


もし時間があれば自分のYouTubeチャンネルに先日アップしたビデオ "In depth days training for today. 4 Sessions!!!"を観てください。私がローラー上でトラックバイクで低酸素トレーニングしている様子をみれます。ここで乗っているのは新しいバイクなのですが、シートチューブのアングルはトレーニングバイクと違うしサドルもセライタリアのSP-01ではありません。古いセライタリアのフライトを、トレーニングバイクのサドル高82.4mmと全く同じ高さに合わせまして取り付けました。トップの位置は、サドルの長さを測りそれを2で割ったところに印をつけてサドル高を測る際の目安としました。


このデータはそのトラックバイクで行なった低酸素トレーニングのデータです。負荷のない楽な状態のものです。LARを見てみましょう。


左足が52.4度で右足が57.9度でした。FARは左足より右足の方が高くなっていますが、これは自分にとっては通常の特徴なので、LARの左右差を見る時には特に参考にはしません。次にDSSを見てみると、なんと非常に高い数値が出ていることが分かります。


普段、トレーニング中でもDSSの数値が悪い場合はサドル高を下げなければいけないと分かっているので、私の場合トレーニングを中断してすぐに調整することがあります。高強度のトレーニング中であればすぐに止めて修正していたと思いますが、今回は低酸素トレーニングのイージーテンポペースで乗っていたので変更せずに最後までメニューをこなしました。


翌日にサドル高を5mm下げて全く同じメニューをこなしたので、今度はそのデータを見てみましょう。

 

サドル高を下げたことによりLARが低くなりましたが、これは当然の結果です。しかし通常LARの上限は51度なのでまだ高いです。次にDSSですが、たった5mmサドル高を下げただけで自分の左足のDSSが3.5から1に下がりました。右足は32.8から20.7です。今回も平均149wのイージーなメニューだったので、途中で調整することなくそのまま続けることにしました。


そしてその翌日、やはり同様の低酸素トレーニングで更に2mmサドルを下げてみました。


今度はDSSから見てみましょう。左足は昨日に比べ更に下がり1から0.1へ。右足は20.7から6.5まで大幅に改善しました。またLARはレースモードではない通常のアップライトポジションでのレンジの51度に収まっています。


このようにBBからのサドル高の計測はサドルのモデルで変わってしまうので、もし私が昔のようにLEOMOのTYPE-Rを持っておらずサドル高を変えることになったら、バイクフィッティングの予約を入れるか、あれこれ悩みながら自転車に乗っていたでしょう。なぜなら、ボトムブラケットからサドルまでの高さは同じなのに動きが明らかに違うからです!




Leave a comment

Please note, comments must be approved before they are published